独身男が定年退職となりました

何のビジョンもないまま定年退職を迎えたシングルオヤジの日記です。

人が倒れている!!

つい先日の朝,自宅マンション横にゴミ出しに行ったときのことです。

ゴミを出し終わってなにげなく視線を上げたその先の道端に,何かが横たわっているのに気付きました。パッと見ではヒトのように見えたのですが,「そんなわけないわな。ゴミ袋か何かか?」と思いながらもう一度よくよく見てみるとやっぱりどう見ても人。人が倒れているではありませんか!「これは大変だ!」と思うとともに,急に心臓がドキドキしてきました。

慌ててその人に近寄ってみると意外と若く20代くらいの男性で,横向きになって倒れていて,見た目は明らかな外傷はないようでした。「どうしました?大丈夫ですか?」と声をかけたところ,身体は動くこと無く目を閉じたままでしたが「・・大丈夫です。ムニャムニャ・・」と応答がありました。ちょうど睡眠中に声をかけたときのような返事の仕方でしょうか。
とりあえず応答があったことにホッとしながらも,動く様子がありません。「酔っ払っているのかも」と思いながら続けてもう一度「大丈夫ですか?」と声をかけると同じように「・・大丈夫です。ムニャムニャ・・」といった返事が。「おうちはどこですか。この近く?」と聞きましたがそれには返事がありません。さらに「救急車呼びましょうか?」と問いかけたところ,僅かに首を横に振ったようでしたがこれにも返事はなし。
何度か呼びかけを続けましたが,ずっとこんな感じで埒があきません。そのうち「うるせえ!大丈夫と言ってんだろ!」みたいに突然キレられるんじゃないかと少し怖くなってきました。

どうすればよいかわからず途方に暮れそうになりましたが,とりあえず救急車や警察を呼ぶにしてもスマホを持っていなかったので一回自宅にスマホを取りに戻りました。そして数分後,スマホ片手に再びそこに戻ると,もう先ほどの人はいなくなっていました。「大丈夫なのか?」という気持ちと,正直に言えば「面倒に巻き込まれなくてよかった」という少しホッとした気持ちが重なりつつ,部屋へ戻りました。

振り返ってみると,基本的にどうして良いかわからなかったというのが正直なところです。仮に明らかな外傷があったり,意識がなかったりすれば,迷わず救急車を呼べたかもしれませんが,本人の応答があり,ただ酔っているだけのようにも思えました。
多少強引にでも身体を持ち上げて立たせるなどして起こした方がよかったのか,或いは大きな声で近所に助けを呼ぶべきだったか・・・今になっても正解がよくわかりません

いずれにしても,このようなシチュエーションに遭遇すると,なかなか速やかに的確な判断や行動はできないものだなとつくづく感じてしまいました。咄嗟の時の行動って難しい・・・。

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