独身男が定年退職となりました

何のビジョンもないまま定年退職を迎えたシングルオヤジの日記です。

交通違反で捕まりました。

10数年振りに交通違反でキップを切られてしまった。

○反則事項:通行禁止違反
○違反点数:2点
○反  則  金:7,000円

わざわざ枠で囲むような話でもないが・・・。要するに右折してはいけない所で右折してしまったのだ。なんてこった。

今からさかのぼること3時間ほど前、オレはウォーキングをするためにいつもの運動公園に向かって車を走らせていた。
ただ、いつもと違うのは公園に行く途中でクリーニング屋に寄らなければならないことだ。
その結果、普段通らない道を使うことになったのだが、これが悲劇の始まりだった・・・。

初めて通る道とはいえ、道順は頭に入っていた。
東へ向かってまっすぐ走ると、川をまたぐ橋があるのでそれを渡り、すぐに右折して川の土手道を川に沿って走っていく・・・それだけの単純な経路だ。
ただ、
「橋を渡った後、単純に右折できるのかな?」
という、ちょっとした思いはあった。往々にして川の橋と土手道の接続は、変な立体交差になっていたりして、普通に右左折ができないことがある。
まあ、その場合は何らかの標識や案内表示があるはずで、行きゃあわかると思っていた。

そして、しばらく車を走らせ問題の橋にさしかかった。この橋を渡ったら右折だが、どこかに標識はないかと目を凝らす。おっ、あったあった、やっぱりあった。交差点であることを示すこんな標識が目に入る

念には念を入れて再度標識をしっかり確認する。
間違いない。十字の交差点だ。
と確信を持つ。自分の目で道路自体を確認しても立体交差にはなっていない。普通に十字に道が交わっているだけだ。さほど大きな交差点でもない。
「うん。特に普通だな。」
と思い、右のウインカーをカチカチさせながら交差点に進入し、対向車が通り過ぎるのを待つ。

その時、ふと右折先の土手道を見るとパトカーが止まっているのが目に入る。何かの取り締まりをしているようだ。
一瞬イヤな予感がしたが、
「・・・でもここは右折できるよな。さっきあれだけ標識を確認したし。止まっているパトカーの向きもオレがこのまま右折した場合と同じだし・・・。」
そして、対向車線の車が途切れたのが運のつき・・・車を発信させ右折すると、待ってましたとばかりパトカーから警官が登場。あっさりと通行を制止される。

ここは右折禁止です。免許証をお願いします。
え~っ!はあ~?そんな表示どこにあるんスか?
あそこに青い矢印の標識があって、直進と左折しかできないと表示していますよ。
:どこにそんなもんがあるんスか?
:あそこらへんです。

と言われても、止められた場所からは見えない。よく見ると丸い盤のようなものが道路の上方にあるようだが、ここからは盤のウラ側しか見えない。ひょっとしてこの盤が警官が言う標識なのだろうか。
警官が言うのはおそらくこんな標識なのだろう。

全然気付かなかった。。。
交差点を示す黄色の標識は死ぬほど確認したのに。それがウラ目に出たのか。むしろ死なない程度に確認しておけば、青い矢印標識にも気付けたかもしれない。
悔しさと腹立たしさが複雑に混ざり合い、生来の往生際の悪さがフツフツと湧き上がってくる。

:いやいや、でもそこに交差点を示す十字の標識がありますよね。十字の交差点なんだから十字に通行できるということですよね。
:あーまー、あの青の矢印は右に向いていないので、右折はできないんですね。

てな感じで警官は青矢印のことばかり説明してくる。

やがて警官は私の免許証を持ってパトカーに戻り色々確認している。その間、自分はスマホで交差点の黄色標識のことを調べてみた
すると、この標識は警戒標識で注意喚起して危険箇所の警告を行うものだった。要するに近くに交差点があるから注意せよと言ってるだけで、通行可能な方向を表しているわけではないのだ。
冷静に考えれば確かにそうだ。だから黄色なのだ。

もう、観念するしかない。言い訳の予知はない。ただ、やたら悔しくて腹が立つ。
前もって、普通に右折できないかもしれないと予測し、現場でもしっかり標識を確認したのに(実際は確認モレがあったが)それでも捕まってしまったからだろう。
仮に単純なウッカリで捕まったのならば、これほど腹は立たなかったと思う。

でも何に対して腹が立つのか自分でもよくわからない。自分に対してか?いや、そんなカッコイイ感情ではない。・・・要するに誰が悪いんだ?

警官が悪い?
違反した人間を捕まえただけ。至極当然の行為。態度も低姿勢。悪くない。
標識が悪い?
青の矢印表示が高々と設置されているようだ。悪くない。
じゃあ悪いのは誰?
オレだ。どう考えても。

ようやく自分が悪いと頭では理解したが、怒りの感情はなかなかおさまらない。
警官に対して終始憮然とした態度で接してしまうオレ。そうすることで少しでも怒りを紛らわそうとしている。
なんという器の小さい人間だ。

しかし、冷静に思い返してみるとあれだな・・・。
右折禁止の交差点で右ウインカーを出し、目の前に取締中のパトカーがいる中、自信満々に右折し突っ込んでいく。そして、当たり前のように捕まる・・・。
ハタから見れば、なんとも滑稽な光景だったに違いない。「飛んで火に入る夏の虫」などという言葉も脳裏に浮かぶ。

ほどなくして青キップと違反金の納付書が渡され解放される。
その後は、目的の運動公園に行っていつもより激しめにウォーキングをしても、帰りに定食屋で唐揚げ定食の大盛りを食らっても、まだ気はおさまらない。

そして家に戻ってこのブログを書いている。振り返りながらブログに一部始終を吐き出していくと、ようやく怒りがおさまってきた・・・。

ブログにはこんな効能もあるんですね。これからは、視野を広くして運転していこうと思います。

つい、長くなってしまいました。それではまた。

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