こんにちは。昨年6月末で定年退職を迎えた独身男性です。
先日ラジオを聴いていると、「縄文式土器、弥生式土器という名前は、今は”式”が取れて縄文土器、弥生土器となった」と言ってました。えっ、そうだったの?
学校の教科書では1990年代頃から「式」が取れたそうで、その理由は土器を分類するときの名称の付け方に関係するらしいのですが、まあ、細かい話は置いときます。
とにかく、こんなふうに知らない間に昔と変わっていたものが色々あるようです。せっかくの機会なのでちょっと調べてみました(何が「せっかく」かわからんけど・・・)。
「式」がなくなっていたものは他にもあった
「式」で言うと、「竪穴式住居」「高床式倉庫」「リアス式海岸」なども「式」がなくなったそうです。リアス式海岸は、「リアス」自体が入り江を表す言葉であるため、あえて「式」を付ける意味がないというのがその理由らしいです。
鎌倉幕府の成立年
これは比較的有名ではありますが、鎌倉幕府の成立年です。
昔は1192年とされ、「いいくに作ろう鎌倉幕府」という定番の語呂合わせがありました。日本史が大の苦手な私でも、これだけはすぐに答えることができました。
ただ、いつの間にか1185年に訂正されていて、1192年は源頼朝が征夷大将軍となった年にすぎず、幕府自体は1185年に成立していたとのこと。
なので今「鎌倉幕府成立は?」と聞かれて自信満々に「1192年!」と答えると大恥をかくので注意が必要です。
士農工商
日本史関係をもうひとつ。
江戸時代の身分制度は士農工商、つまり武士→農民→工民→商人の順に偉かった、と我々世代は習いました。しかし実際は農工商に身分の差はなかったらしく、今では士農工商という言葉自体がなくなったそうです。
学校の視力検査はA,B,C,Dの4段階評価
視力検査では1.5とか0.1とか数値で視力を表すのが普通、というかそれしかないと思っていましたが、今の学校ではA~Dの4段階で評価しているそうです。
授業を受けるのに支障がある視力かどうか確認することを目的として、簡略化して検査するようになったためらしいのですが、たったの4段階ではざっくりし過ぎのように感じてしまいます。
巻き戻し→早戻し
DVDやハードディスク等に録画された動画を逆方向に戻すことをもはや「巻き戻し」とは言いません。今は「早戻し」です。
記録媒体がテープだった我々世代では、テープがクルクルと巻き戻されていくイメージから「巻き戻し」という言い方が脳に染みついています。ただ、媒体がテープでなくなった今だと「巻き戻しの”巻く”って何?何を巻くの?」ってなりますわな。間違いなく「早戻し」の方が適切です。
ちなみに自宅のリモコンを確認してみたところ、◁◁マークのところには当然のように「早戻し」と書いてありました。
官製はがき→郵便はがき
あらかじめ切手が印刷されたはがきと言えば官製はがき・・・ではなくて今は郵便はがきです。郵政民営化前は、国が作っていたので官製はがきって言ってましたけど。
民営化されてから相当の年数が経過しましたが、私はいまだに「官製はがき」の方がしっくりきてしまいます。
ということで知らないうちに色んなことが変わっていたんですね。うーん、目が点になりました。
まあ、上にあげたような例は大部分の人には当たり前で、私の頭が何十年もの間止まっているだけなんでしょうけど・・・。アップデートしなければいけませんね。
それではまた。
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