こんにちは。6月末で定年退職を迎えた独身男性です。
今日はいつものスーパー銭湯に行ってきました。ここに来ると必ず食事処で昼ご飯を食べるのが私のルーティーンでして、今日は肉吸い定食なるものを食べてきました。
食事処でメニューを見ていると「肉吸い定食」というのが目に入る。肉吸いってなんだったかな。確か「肉うどんのうどん抜き」だったような･･･。以前フジモンがテレビで言っていた記憶がある。
それの定食と言われてもあまりイメージが湧かなかったがモノは試しだ。注文してみることにした。
しばらくして肉吸い定食が運ばれてきた。どれどれ･･･
見るとうどんの出汁のようなものの中に肉（牛肉）が入っていて、その上にネギが振られている。確かにうどんの無い肉うどんのようだ。
肉うどんと違うのは豆腐がタップリ入っていることだが、これは豆腐好きのオレとしては大歓迎だ。
ただ、なぜか生卵が付いている。定食なのでご飯、味噌汁、小鉢などがあるのはわかるが、生卵には意表を突かれた。
「これは･･･どうすんだ？」
と疑問が湧く。
「溶き卵にして、すき焼きみたいに肉や豆腐を付けながら食べるのか？それとも肉吸い自体にぶっかけるのか？」
色々と想像を巡らしていると、小皿（写真左上）に何か黒い液体が入っていることに気付く。
「なんじゃこりゃ？」
と思い、箸にちょっとだけつけて舐めてみる･･･醤油だ。
「醤油をどうしろと？生卵にかけるのか？」
ただ、生卵に醤油を入れてすきやき式の食べ方をしてもうまいとは思えない。もしかしてお好みで肉吸いに入れて味変を楽しむのか？
オレの頭の中は「？」で一杯になっていく。
困った時はネットだ！
急いでスマホで「肉吸い定食」「生卵」で検索してみると･･･あっさりと「？」は解決した。
肉吸いは卵かけごはんと一緒に食べるのが定番のようで、なんのことはない、卵かけご飯用の卵と醤油だったのだ。
「なんだ、人騒がせな･･･」（自分で勝手に（心の中で）騒いでただけだが）
まあいい。早速卵かけご飯を作って準備完了。さあ食おう。
肉吸いの牛肉を口の中に放り込み、続けて卵かけご飯をかっ込む。
「！！」
なんだこれは。激ウマじゃないか。卵かけご飯との相性が抜群だ。肉吸いの出汁もしっかりした味だ。
驚きとともに今度は卵かけご飯に肉や豆腐をのせて一緒に食べてみる。
この上なく旨い。ウマ過ぎる。
こんな田舎のスーパー銭湯でこんな旨いものに出会うとは･･･。スーパー銭湯をナメてはいけない。恐るべしスーパー銭湯。
ちなみにさっき検索したネット情報によると、どうやら肉吸いは大阪が発祥らしい。吉本新喜劇の花紀京が二日酔いで訪れたうどん屋に「肉うどん、うどん抜きで」と注文したのが始まりだそうだ。
どうりでオレの住む北陸ではなじみがないはずだ。世の中にはオレの知らない旨いものがまだまだたくさんありそうだな。
それではまた。
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