こんにちは。6月末で定年退職を迎えた独身男性です。
昨日は東京大手町で開催された将棋王座戦第1局の大盤解説会に行ってきました。
今回の王座戦は、なんといっても藤井聡太七冠が前人未到の八冠制覇、即ち全てのタイトル独占となるかどうかという、歴史的なシリーズです。相手は王座戦４連覇中で今回防衛すれば名誉王座となる永瀬王座。自宅でABEMAでも視聴できるのですが、やはり生の解説会を見たいということで東京までやってきました。
今回の大盤解説会の解説は、佐藤天彦九段で聞き手は室谷由紀女流三段。お二人とも話も上手くて、まあ間違いない組み合わせの二人です。座席は自由席なので、整理券配布予定の30分前に並んでなかなか良い席をゲットできました。
解説会は16:00からでしたが、15:00より「王座戦70年を振り返る」と題した二人のトークショーがありました。最初はトークショーよりも早く今日の王座戦の解説をしてほしいと思っていましたが、いざ始まってみるとなかなかどうして。過去の王座戦の歴史を写真で振り返るのですが、現在のベテラン棋士の若手時代の写真がたくさん出てきて、それに二人で色々ツッコんだりして思いのほか面白かったです。
その後、いよいよ王座戦のリアルタイム解説が始まりました。佐藤九段の解説は丁寧で分かりやすいですし、聞き手の室谷女流三段もこちらが疑問に思うような所を聞いてくれてさすがの二人です。また、所々にボケが入って笑いが絶えませんでした。
将棋の方は中盤以降超難解な局面の連続。佐藤九段も頭を悩ませっ放しでした。二人で色々掘り下げて解説しても、実際には違う手が指されることもしばしば。「これまで一生懸命解説したのはなんだったんだ。」と嘆く佐藤九段。それも面白かったです。
そして勝負の行方は・・・ご存知の方も多いでしょうが永瀬王座の勝利。藤井七冠が少し優勢だったのですが逆転負けです。個人的には藤井七冠を応援しているので残念でした。先手番で５番勝負の第1局を落として苦しい出だしとなってしまいましたが、まだまだ始まったばかり。巻き返してくれることを信じています。
それではまた。
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