こんにちは。昨年6月末で定年退職を迎えた独身男性です。
最近、今期のドラマ「不適切にもほどがある!」を見ています。
このドラマは1986年(昭和61年)で中学校の熱血体育教師をしている主人公(阿部サダヲ)が現在の2024年(令和6年)と行き来するタイムリープもののコメディ。
還暦の私としては、あらためて昭和と令和の時代背景の違いが面白くて楽しんでいます。
昭和は・・・
ドラマでは、今では考えられないけれど昭和では普通だったことが、色々と描かれています。例えば・・・
- 所構わずタバコを吸う。職場でもバスの中でも。
- 野球部でのノックによるシゴキやケツバット
- 「バカ!」、「タコ!」、「男のくせに女の腐ったようなもやし野郎」といった暴言
- 女性に対して容姿・体に関する言葉を平気で浴びせ、初体験を聞く。
当時はパワハラ、セクハラといった言葉もありませんでしたから、上のようなことも取り立てて問題になりませんでした。ネットで拡散されることもありませんしね。
その他にも11PM、トゥナイト、毎度お騒がせします、チョメチョメ、カセットテープなどの小ネタも満載で、どれも私世代のど真ん中。とても懐かしいです。
令和は・・・
で、今の令和は「○○ハラ」といったハラスメントや、コンプライアンスといった言葉が浸透し、このドラマでもちょっとした発言が問題視されます。
- 「○○さんをお嫁さんにできる男は幸せだね」→セクハラ
- 「期待しているから頑張って」→パワハラ
- 「さすがZ世代だね」→エイジハラ
じゃあ、令和の時代はどうすべきかというと、
「何も言わずに見守って、うまくいったらプレッシャーにならない程度に褒め、ミスしても決して責めないで寄り添う」
ということが大事とのことです。
感想など
ドラマでは、そんな令和に対して主人公が思いっきり昭和の感性でカツを入れていきます。
- 寄り添う?なんだそれ?気持ち悪りー。
- 叱られて、励まされ、頑張って強くなるのが人間じゃねーのか?
- そんなんだからこの時代は景気が悪りーんだよ。
確かに、今の時代は何かと言えば○○ハラだのコンプラだので、周りは腫れ物だらけ、窮屈な感じがします。
このおかげで守られている人も少なくないのかもしれませんが、世の中全体としては生き生きしていないような気がします。
昭和の頃の方が乱暴でしたが、人々にたくましさみたいなものがありました。窮屈な今の世の中では、このたくましさが育たない気がします(以上は全て個人の感想です)。
このドラマは、今の時代で触れてはいけない部分に切り込んでいてスカッとしますし、なかなかチャレンジングで良いですね。
ただ、毎回クライマックスのシーンがなぜかミュージカル調になるところだけ、なんとかして欲しいですけど・・・(これも個人の感想です)。
それではまた。
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