【将棋】何か変?藤井聡太七冠

こんにちは。昨年6月末で定年退職を迎えた独身男性です。
昨日は将棋王位戦第3局が行われ、藤井聡太王位が渡辺明九段を111手で下し、シリーズ成績を2勝1敗としました。
最近の藤井七冠
ただ、今年に入って藤井七冠の将棋に異変を感じているのは私だけでしょうか。毎年度、勝率8割を軽く超え、一気にタイトル全冠制覇した時と比べると何かが違うような気がしています。
昨日の将棋も中盤からずっと苦しい展開でしたし、第1局は99%負けの内容でした。
渡辺九段に対して王位戦前までは20勝4敗と圧倒していましたが、今回の王位戦は3連敗となっていてもおかしくない内容です。
また、八冠失冠で話題となった叡王戦についても、マスコミはこぞって「伊藤新叡王との2強時代到来!」みたいに扱っていますが、伊藤叡王が藤井七冠の域に達したというよりも、藤井七冠の変調が原因だと思います。
最善手が続かない?
これまで藤井七冠の強さとして、異次元レベルの指し手の正確性がありました。普通の人間では思いつかないような最善手を指せてしまうという。
これを我々が可視化できるものとして、AIの評価値があるのですが、藤井七冠は最善手を指し続けるので評価値が下がることがありません。そして、相手が最善手と異なる手を指すたびに徐々に評価値が藤井七冠有利に振れていき、そのまま押し切るというのがいつもの勝ちパターンでした。所謂「藤井曲線」というヤツです。
ところが、最近は最善手*1から外れた手を指す場面が散見されるようになりました。それも1局に何回も。
今まで藤井七冠が指しても下がらなかった評価値が、下がってしまう場面が目立つようになった気がします。
時間の使い方が・・・
あと、時間の使い方が不自然に感じることがあります。
例えば昨日の王位戦。( )は消費時間です。
- 31手目・藤井王位:▲3五同歩(190分)
- 32手目・渡辺九段:△6五桂(3分)
- 33手目・藤井王位:▲8八銀(19分)
31手目の190分の大長考は、局面の大きな分岐点でもあり、さほど違和感は感じません。
不思議に思えたのは33手目の19分の消費です。その前の190分の長考の中で、△6五桂に対しては▲8八銀と指すことを決めていたはず(それを決めるために190分考えたとも言える)なのに、なぜ再度19分も考えるのかがわかりません。
このような「さっきの長考で考えていたはず」の手に再度時間を消費することが藤井七冠にはしばしば見られます。これは他の棋士には見られません。
上に例示した33手目の時は、まだ持ち時間に十分余裕がありましたが、終盤の残り時間が1時間を切ってからでもこのような時間の使い方をされることがあります。
難解な終盤戦がずーっと続くような展開で持ち時間が無くなってしまうのは、いくら藤井七冠でも苦しいです。先日失冠した叡王戦でもこのような展開が見られました。
今後に期待!
藤井七冠に変調があるとすれば、その原因は私なんぞにわかるはずもありません。
まだ22歳になったばかりで当然衰える年齢ではありませんが、一説によると今年から始めた歯列矯正の影響ではないかという憶測があります。
私は経験が無いのでよくわかりませんが、歯列矯正って痛みが出ることもあって、しかも完了するまで数年くらいかかるそうですね。仮にそうならちょっと心配ですが。
まあ、いずれにしても藤井ファンの私としては、再び無双状態の藤井将棋を見られることを楽しみにしています。そして、希代の天才・藤井七冠のすごさを堪能していきたいと思っています。
今回は素人の私が神の子藤井七冠のことをあれこれ言ってしまい、おこがましい限りでしたが、あれこれ言うのも将棋ファンの楽しみということでどうかお許しを。
それではまた。
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*1:最善手は複数ある場合もあり、評価値が大きく下がらないものは最善手の範疇