独身男が定年退職となりました

何のビジョンもないまま定年退職を迎えたシングルオヤジの日記です。

「エヴァーグリーン・ゲーム」(著:石井仁蔵)を読んでみた。

こんにちは。6月末で定年退職を迎えた独身男性です。
今回は石井仁蔵さんの「エヴァーグリーン・ゲーム」を読んだ感想です。

この作品は、ポプラ社小説新人賞を受賞した石井仁蔵さんのデビュー作で、チェスに魅了された4人を主人公とした物語です。
私はチェスのことは全くわからないのですが、将棋は長年の趣味なので、とっつきやすい題材ではありました。けれど、それを差し引いてもとても面白い作品でした。

主人公となる4人とは、

  • 200万人に1人と言われる、体が突然動かなくなる難病を抱える小学生男子
  • 進学校のチェス部に所属する男子高校生
  • 全盲で母親にも見放された少女
  • 子供の頃から非行に走り、少年院を出てからもアメリカの裏の世界で生きる男性

で、それぞれがかなり大変な事情を背負っている若者達。

第1章~第4章では、章ごとにそれぞれの主人公がチェスと出会い、どんどんチェスに魅了されていく様子が描かれています。
どの主人公も、紆余曲折のある人生を歩んでいますが、その中でチェスにだけは真っ直ぐひたむきにのめり込んでいく様子がとても良くて、それぞれの主人公に感情移入できました。

そして第5章では、この4人がチェス日本一を決める大会「チェスワングランプリ」(賞金1億円)で激突します。
4章まででそれぞれの背景やチェスに賭ける思いがわかっているので、4人とも応援したくなりますし、最後は誰が勝つのか興味が尽きません。そしてチェスの描写の臨場感、緊迫感が半端なく、まるで映画を見ているようでした。どんどん引き込まれていって読むのが止まらなくなりましたね。

そして最後の第6章では彼らの後日談が描かれていますが、ここはネタバレになるので触れないでおきます。

ということでこの作品、映画のようなエンターテイメント性があって、命を賭けてチェスに挑む主人公の迫力に圧倒されました。
また、4人の主人公の間にもいろいろなつながりがありますし、彼ら以外の登場人物も魅力的な人が多く、いろいろとからんでいるのも面白かったです。
チェスを知らなくても全然大丈夫。十分楽しめました。

それではまた。

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