独身男が定年退職となりました

何のビジョンもないまま定年退職を迎えたシングルオヤジの日記です。

おっちゃんが傘を・・・

こんにちは。6月末で定年退職を迎えた独身男性です。
自分はほぼ毎朝、散歩がてら近所のコンビニへ朝食を買いに行くのがルーティーンになっている。
今朝も同じようにコンビニに行こうとしたのだが、雨が降っていることに気付いた。まあ、雨の予報が出ていたのでそれ自体は想定内だ。

普通であれば、雨が降ると出かけるのが億劫になったりするものだが、今朝は違った。
実はつい先日、ニトリで超はっ水・耐風仕様の新しい傘を買ったばかりで、そのデビューを待ちわびていたところだったのだ。
なのでむしろルンルン気分で、雨の中傘を差してコンビニへと出かけて行った。

傘を差してみるとなかなか良さげだ。以前使っていた傘は骨が折れてしまっていたのだが、今度の傘は作りがしっかりしているようだ。重さ的にも軽くてよい。

満足しながらほどなくしてコンビニに到着。
店の前で傘をたたんで傘立てに入れ、店内に入ろうと自動ドアが開いた瞬間、自分と入れ違いに店から出て行く1人のおっちゃんが・・・。
おっちゃんは歳の頃は70前後か?言っちゃあ悪いが、みすぼらしい服を着てヨタヨタと歩いている。なんとなく精気がない感じだ。

直感的に何かを感じたオレは、入口ドア付近で店内からガラス越しにおっちゃんの動向をしばらく監視し始める。
おっちゃんは財布にお釣りやレシートをモタつきながら仕舞い、傘立てのところへ行って何本かの傘をアレコレ触っている。見ようによっては物色しているようにも見える。

「まさか・・・な。」

オレは監視の目をより一層鋭くし、おっちゃんの一挙手一投足を見つめていると、次の瞬間、おっちゃんの手がオレの新品の傘に伸び、スーッと傘立てから引き抜くではないか!
オレは間髪入れず店から出て、

「ちょっと何してんの!それオレの傘やけど!」

と問い詰めると、おっちゃんは驚いた様子で

「ほへ~」

とわけのわからない声をあげ、別の傘を取ってそそくさと立ち去って行ったのだった。

おっちゃんは明らかにオレの傘を盗ろうとしていた。
オレの傘の色は濃紺(ほぼ黒色)だが、おっちゃんが最終的に持ち去っていった傘は透明のビニール傘だ。どう考えても自分の傘と見間違えたとは思えない。
とりあえず、傘が無事でよかった。新品で買ったばかりなのに一日で無くなったらシャレにならない。

しかし我ながらよく気付いたものだ。
オレは元来カンが鈍く、明らかに鈍感な部類に入る。なのに今回は珍しく第六感が働いた。こんなことは初めてだ。
新品の傘のデビューということでテンションが上がっていたこともあるが、やはり身なりから人を外見で判断してしまったおかげということになるのだろう。う~ん、良いのか悪いのか・・・。

それではまた。

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